人生の転機を前に……体験談から学ぶタトゥー除去の治療事例まとめ

「子どもをもつようになり、若かったころに入れたタトゥーを悔やんだ」「タトゥーを隠しながら結婚できるのか不安に思った」……人生のさまざまな転機をきっかけに、タトゥー除去治療を考え、決意したという方は少なくありません。

一方で、いままさにタトゥーのことで悩みを抱えている方、治療にふみきれない方もおられるでしょう。タトゥーの治療は簡単なものではなく、きれいに消えるのか、痛みはないのかなど、不安もつきものです。

そうした方々には、“先輩”の体験談は参考になるのではないでしょうか。

ケース1「妊娠・出産を機にタトゥー除去を決意」

成人して間もなく、仲間うちで流行っていたタトゥーを腕に入れました。当時はそれが格好よく思えて後悔することもないと考えていましたが、年を重ねるにつれてだんだんはずかしく思うようになり、タトゥーがのぞかないような洋服を探すのにも苦労しました。そして結婚し、待望の子どもが生まれたのですが、タトゥーがあることで子どもと温泉やプールに入ることができません。このままでは子どもにかわいそうな思いをさせると思い、タトゥー除去治療を決意しました。

クリニックのカウンセリングでは、とにかく一日も早く取り除きたいということを伝えて相談しました。その結果、タトゥーがそれほど大きくないということもあり、入っている部分の皮膚を切り取って縫い縮める切除治療をすることに。手術の前はとても緊張していましたが、麻酔をしてもらったこともあってすぐに終わったという感覚でした。施術の直後は傷跡が気になりましたが、アフターケアの甲斐もあって、1カ月ほどでほとんどわからないくらいきれいになりました。

ケース2「就職や結婚の前にタトゥーを消しておきたい」

学生時代に深く考えずに入れたタトゥーですが、就職してからというもの、会社の人に見られてしまわないかといつもヒヤヒヤしています。実は就職前にタトゥーの除去治療を検討してはいたのですが、踏ん切りがつかないまま仕事に就いてしまったのです。その後、お付き合いしていた方と結婚することになりました。結婚式ではウェディングドレスを着たいですし、義理の両親に万が一にでもタトゥーを見られたらと思うと……彼はタトゥーを気にしないと言ってくれましたが、晴れやかな気持ちで結婚するためにも、タトゥーを取り除くことにしました。

クリニックではタトゥーの状態を診察したうえで、いろいろな治療方法の選択肢について、メリットやデメリットを交えながらていねいに説明してくださいました。費用はやはり安いものではありませんでしたが、カウンセリングが丁寧だったので信頼しておまかせできると感じられました。最終的に、肌へのダメージや施術の痛みを極力少なくしたいという私の希望を容れていただき、最新のレーザー治療で取り除いていただくことになります。治療をすべて終えるまでには何回か通うことになりましたが、日常生活への影響はほとんどなく、きれいにしていただくことができました。

ケース3「ファッション感覚で入れたタトゥーをなくしたい」

若いころ、おしゃれ感覚で入れたタトゥーが、年をとるにつれてだんだん邪魔になってきた……そんなときに知ったのが、タトゥーの除去治療です。ところが、私のタトゥーはカラフルでそれほど小さくもなく、いくつかの病院で「きれいに除去するのは難しい」と言われたため、なかば諦めていました。しかし、あるとき、最新のレーザー治療ならカラフルなタトゥーもきれいに除去できるという情報を目にして、そのクリニックを訪れることに。

クリニックでは、治療に用いるレーザーの機械について詳しく説明してくださり、「このレーザー機器でなら、あなたのタトゥーを治療できるでしょう」といっていただき、涙が出るほど嬉しかったのを今でも覚えています。治療中は少し痛みがありましたが、きちんと冷やしてもらいましたし、担当医師や看護師さんが声掛けしてくれたりしたので、不安はなかったです。レーザーをあてた直後の肌は白っぽいものでしたが、その後皮膚が再生して、新しい皮膚へ生まれ変わったときは感動しました。