3バッグ除去・入れ替えの詳細
大幅なサイズアップが出来るシリコンバッグ挿入による豊胸は、日本だけでも年間2万人が行っている人気の高い施術です。こうした人気の治療にお答えできるようにシリコンバッグは改良による改良が重ねられて、現在は「安全性」「耐久性」「見た目と触感」にとても優れた仕上がりになっています。
しかし一昔前のシリコンバッグは、10年を過ぎると少しずつ劣化してしまいますので、カプセル拘縮や大きな衝撃で、バッグの破損が起きる可能性が十分に考えられます。
そのため中央クリニックでは、劣化した豊胸バッグを新しい豊胸バッグに入れ替える事で、「耐久性と安全性に優れたバッグを使用する」、「サイズを変更する」またはバッグを除去する事で「違う豊胸術に変更する」事が出来ます。
もちろん当院だけでなく、他のクリニックで行ったバッグ挿入の入れ替え、除去も可能です。
シリコンバッグの中身と破損した時の特徴
シリコンバッグは破損した瞬間に分かるケースと、時間が経過した後に違和感が生じて気がつくケースがあります。ここではシリコンバッグの中身別に、破損した時の特徴をご紹介致しますので、参考にしてください。
生理食塩水
ツルツルとしたシリコン性の皮で生理食塩水を含んだバッグは、水風船のように柔らかい分若干強度に劣るので、胸を打った衝撃で破れてしまう事があります。(昔の生理食塩水バッグの場合)
破損すると、生理食塩水が流れ出てぺったんこになりますが、破損に伴う痛みは感じません。そのため痛みを伴わなくても、「胸を指で押した際に痕が付く」「胸に弾力が無い」と感じたら、破損を疑ってください。
CMCハイドロジェルバッグ
カルボキシル・メチル・セルロースと生理食塩水で出来ているCMCハイドロジェルバッグが破損すると、カルボキシル・メチル・セルロースと生理食塩水は体内に吸収されます。
その後、体内組織と2つの成分が混ざり合い、小さく分離されると共に粘土のように固くなります。よって、「胸が凸凹になっている」「固い粘土が入っている様な触感がある」と感じたら破損の恐れがあります。
ちなみに、カルボキシル・メチル・セルロースは人体に害の無い新素材で出来ているとされ、一昔前に人気がありましたが、その後の研究で安全性が疑問視されています。(現在取り扱っているクリニックはほとんどありません。)よって、長期間破損したままでいるのは非常に危険ですので、破損に気づいたら早急に除去する必要があります。
コヒーシブシリコン
コヒーシブシリコンは生理食塩水を寒天状に固めた素材で作られているので、破損した場合でも中身がすぐに流れ出る事はなく、長い年月をかけて体内の組織と交わり合ってドロッとした液状に変わっていきます。他の2つに比べて破損に気がつくまでの時間を要するため、気がついた時は体内組織との癒着がすすみ、除去施術が難しくなるケースが見られます。
コヒーシブシリコンは皮膜が厚い素材なので約30年寿命があると言われていますが、除去が困難なために起きる癒着や炎症のリスクを考えると、早めに除去する事をおすすめ致します。是非無料カウンセリングにてご相談ください。
シリコンバッグを除去した後の胸について
豊胸バッグを入れた時からさほど時間が経っていない場合、バッグを抜くだけで元に戻ります。しかし、長期間シリコンバッグを入れていた胸は皮膚がシリコンバッグの形に馴染んでいるので、シリコンバッグを抜くとたるみやシワが生じます。そのためシリコンバッグを抜いた後は、新しいシリコンバッグに入れ替える、または違う豊胸手術で胸をふっくらとさせるのが望ましいです。
新しいシリコンバッグに入れ替える
シリコンバッグはどんどん進化しており、近年の「安全性」「品質」「触感」「注入後の見た目」は、一昔前とは比べ物にならない程、優れています。そのため、シリコンバッグを除去した後に最新型のバッグを入れ替える事で、再び綺麗な胸の形を取り戻すと共に、こうした最新型バッグのメリットを受けていただく事が出来ます。
当院で扱っているシリコンバッグの中には施術後にマッサージの必要が無い手軽なタイプもありますので、バッグ挿入における労力やお身体のご負担も、一昔前よりかなり軽減されています。
他の施術への入れ替え
シリコンバッグ以外の豊胸術には「脂肪注入」「ヒアルロン酸注入」があります。ヒアルロン酸は時間と共に吸収されていくので、「徐々に胸を小さくしたい」「いつかは元に戻したい」という方に適しています。
一方、脂肪注入は自分の脂肪を使うので「見た目と触感の良さ」が豊胸術の中で最も優れています。一度定着した後は半永久的に効果が続くので、「異物を入れたくない」「メンテナンスが嫌」という方におすすめです。