ヒアルロン酸にはどんな美容効果がある?その働きを知って、圧倒的な美肌を保とう!


「肌にいい成分」といわれて多くの方が思い浮かべる成分の1つが「ヒアルロン酸」ですが、一口にヒアルロン酸といっても実はいろいろな種類があり、それぞれに適した使用シーンがあります。

ヒアルロン酸についてより詳しく理解すれば、美肌を保つのに一層役に立つでしょう。

ヒアルロン酸の働きをおさらい

そもそもヒアルロン酸というのはもともと人の体に存在するもので、目のまわりで水分を保持したり、クッションのような役割をして関節の潤滑性や柔軟性を保つ働きがあります。そして、肌においてもとても重要な存在です。

人の皮膚は、表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されており、ヒアルロン酸は真皮に多く含まれています。真皮はコラーゲンとエラスチンが網目状に絡み合って構成されていますが、その網目をヒアルロン酸が埋めることで、肌の水分や弾力、ハリが保たれているのです。

しかし、このヒアルロン酸は加齢によって減ってしまいます。肌に含まれるヒアルロン酸が少なくなると、水分や弾力を保つ力が下がってしまうため、肌が乾燥してしまい、ハリやうるおいが失われることにつながるというわけです。

ヒアルロン酸の美容効果

ヒアルロン酸の美容効果は、一言でいえば「保湿力」です。減ってしまったヒアルロン酸を補うことによって、肌のうるおいやハリを保ち、シワを改善するといった美容効果を見込むことができます。

そのため、市販の基礎化粧品でも「ヒアルロン酸配合」といったようにヒアルロン酸を打ち出したものが多くあり、そうした製品を使うことで肌の乾燥や小じわを防いだりすることができるのです。

ただし、そうした基礎化粧品を使っていれば万全というわけではありません。化粧水などに含まれるヒアルロン酸は分子の大きさが大きく、肌の奥のほうまで浸透させることが難しいといわれています。

分子が小さめのものもありますし、肌の表面の表皮層(角質層)の水分を保って蒸発を防ぐ効果はあるのですが、ヒアルロン酸を届けたい真皮層の網目まではなかなか届けられません。

コラーゲンを真皮層まで届けてより強い美容効果を得たい、できてしまったしわやたるみを改善したいと考える場合には、ヒアルロン酸の注射という方法があります。ヒアルロン酸を直接奥まで注入することによってしわやほうれい線などのくぼみを押し上げ、肌がハリを取り戻す効果が高いでしょう。

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ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸にも分子が大きいものと小さいものがあるように、ヒアルロン酸といっても実はいろいろな種類があります。どのような効果を得たいか、どの部分を改善したいかによって、種類の違いを使い分ける必要があるのです。

分子の大きさ

分子の大きさが大きいヒアルロン酸は「高分子ヒアルロン酸」と呼ばれ、粒子が硬く流れにくいという特徴があります。

分子が小さいヒアルロン酸は、皮膚の薄い目のまわりの肌や、年齢が表れやすい首などのより細かいしわに効果的ですそのため、ほうれい線などくっきり入ったくぼみを押し上げたりするのに向いていますし、鼻やあごのプチ整形にも使われることがあります。

効果の持続期間

注入したヒアルロン酸は徐々に体内で吸収されていくため、効果は永遠ではありません。ヒアルロン酸がどのくらいの期間で吸収され、効果がどのくらいもつかということは、ヒアルロン酸の構造によって異なります。

「架橋型」といわれるゲル状のヒアルロン酸は吸収スピードがゆるやかで、比較的長期間効果を維持することが特徴です。「非架橋型」は液状で吸収されるスピードが早めですが、代わりになめらかになじむという特徴があります。

注入する薬剤に含まれる成分

ヒアルロン酸を注射する場合、注入する薬剤にはさまざまな種類があります。たとえば肌にやさしい美容成分を配合しているものや、安全性の高い非動物性由来のもの、注射時の痛みをやわらげるための麻酔が入っているものなどです。

おわりに

ヒアルロン酸の注射は、分単位で目に見えて効果を実感することができます。大きなイベントを控えていたり人と会う前などにしわやハリをすぐに改善したいという方には効果を実感しやすいでしょう。

また、深いほうれい線などはセルフケアではなかなか完全には戻らないものです。そうした箇所にも、ヒアルロン酸の注射はすぐれた効果があります。

顔にメスを入れることもありませんし、もともと体内に存在する成分であるため自然になじみます。信頼できるクリニックで専門の医師に相談すれば、悩みや希望に応じて安心して処置を受けることができるでしょう。

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