間違ったセルフケアによってできてしまう埋没毛を解消する方法

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ふと気づくと、手や足の皮膚の下に毛が埋まっている……という経験したことがある方は少なくないのではないでしょうか。皮膚の下で長く伸びていたり、渦巻状になっている毛は「埋没毛(埋もれ毛)」と呼ばれるものです。

埋没毛は、できる箇所によっては目立ってしまいますが、むりやり取り除こうとすると肌を傷つけてしまいます。かといってそのまま放置しておくと、炎症や黒ずみの原因になることもあるやっかいな存在です。

では、この埋没毛、どうしたら改善できるのでしょうか。

埋没毛はどうしてできる?

埋没毛とは、皮膚の下に埋もれて外に出られない毛が成長してしまう状態のことです。成長しているので進行すると長くなりますが、皮膚の下に埋もれているため、そのままでは取り除くことができません。

ではなぜ、埋没毛ができてしまうのかというと、大抵の場合は自己処理が関係しています。カミソリや毛抜きなどで自己処理する際に、毛穴に細菌が入り込むことで起こってしまうのです。

細菌が入り込むとそれを皮膚が感知して、バリア機能をもつ角質層で毛穴をふさごうとします。そして、この角質層が固くなると、毛穴から新しく生えてきた毛は皮膚の外へ出にくくなり、その毛が角質層の下で成長した結果というわけです。

埋没毛は放置してしまうと、炎症や黒ずみなどが起こる原因にもつながることがありますし、ひどくなると手術で毛穴を切開することになってしまうこともあります。ただ毛が埋まっているだけと甘く見るのは禁物です。

埋没毛を改善する方法はある?

埋没毛を自分で改善するには、毛穴をふさいでいる角質層をやわらかくして取り除く必要があります。

たとえば、埋没毛がある部位を蒸しタオルで温めたり、入浴などで開いた毛穴にクリームなどを使って保湿しましょう。すると、肌にもやさしく角質層をやわらかくすることができます。

そして次は、やわらかくなった角質を取り除く番です。スクラブやピーリング剤を使って古い角質層をはがすという方法があります。ただし、こうしたツールは使いすぎると肌を傷めてしまうので注意しなければなりません。

使う頻度を週1回から2回程度にしたり、配合されている薬品をきちんと確認するなどしてから使いましょう。

埋没毛が生まれないようにするには

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埋没毛対策として最も有効な方法は、そもそも埋没毛を生み出さないことです。具体的には、自己処理の回数を減らすようにしましょう。

埋没毛ができる主な原因は、誤った自己処理や、自己処理の回数の多さが関係しています。いずれの場合でも、肌を傷めてしまうことから、埋没毛を誘発してしまうのです。

自己処理のなかでも、毛抜きやブラジリアンワックスは、とくに埋没毛につながりやすいといわれています。また、手足やわきの下、Vラインは自己処理を重ねることが多く、特に埋没毛ができやすい箇所です。

こうした部位は丁寧に自己処理するようにしましょう。

根本的に改善するには脱毛という選択肢も

とはいえ、自己処理の回数を減らすといっても限度があります。

夏場など肌の露出の多い季節はとくに、生えてきた毛を伸ばしておくわけにもいきません。それに、正しい自己処理を学んだり実行するのは案外難しいものです。また、肌のダメージが完全になくなるわけではありません。

根本的に改善したいと考えるならば、脱毛の施術を受けるという選択肢を考えてみましょう。医療機関で受けるレーザー脱毛は、医療従事者によって診察からアフターケアまできちんとおこなわれ、半永久的な脱毛効果があるとされています。

埋没毛があっても、よほど状態がひどくなければ脱毛の施術を受けることができますし、レーザー脱毛であれば埋没毛にも高い効果が期待できるでしょう。

おわりに

埋没毛ができないようにするには、生活習慣の改善も合わせて考えることでより効果を発揮します。

生活習慣の改善は、肌の正常なターンオーバーを促し、古い角質層を定期的にきちんと取り除くことにつながるからです。古い角質層が減れば、毛穴をふさいでしまうこともなくなります。

埋没毛で悩んでいる方は、生活習慣を見直したり、医療脱毛を受けて自己処理とさよならをするいい機会ととらえ、肌にやさしい生活を考えていきましょう。

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