目元のクマの悩み、傾向と対策を知って解決!
目元のクマは、若い方も年を重ねた方も悩むことのある、気になる問題です。でも、そのクマにも実はいろいろなタイプがあり、それぞれ原因が異なるということをご存知でしょうか?
自分のクマがどのタイプかを知ることで、対策もとりやすくなります。
クマの原因を知ろう
目の下にできるクマは、疲労や加齢のイメージにつながり、自分の印象を不健康なものにしてしまいがちです。そうしたクマを防ぐには、自分のクマがどういう原因でできているのかを知るところからはじめましょう。
血行不良
1つめは、血行不良によって起こるクマで、青クマと呼ばれます。目の周りにはたくさんの毛細血管が集まっていますが、血液の流れが悪くなると血液が停滞したときに起こるものです。
目の下の皮膚はとても薄く、皮膚の下が透けて見えるほどで、血行が悪くなった毛細血管は皮膚の上からは青っぽく見えることがあります。
血行不良が起こる原因は、生活習慣やホルモンバランスの乱れ、睡眠不足や冷えなどです。パソコンやスマートフォンを長時間見ることで目の周りの筋肉の動きが少なくなり、血行が滞るということもあります。
色素沈着
クマは、シミやくすみが原因で起こることもあります。このときにあらわれるクマは、茶クマと呼ばれるものです。
先にもふれたように、目の下の皮膚はとても薄くデリケートな部分となっています。たとえば基礎化粧品でも、「目の周りは使わないでください」といった注意があるものも少なくありません。
そのように繊細である目の下の皮膚は、過度の洗顔やマッサージなどによる摩擦のダメージや、日に当たったときなどの紫外線の影響を受けやすい箇所であるといえます。
そこからシミやくすみを生じ、色素沈着が起こっているところが茶色く見えるのがこのクマです。アイメイクを落とさないで寝てしまったり、目をこすることが多いといった方も気をつける必要があります。
加齢
加齢は目元に大きな影響を与えるもので、眼球を支える靭帯や筋肉がゆるんでしまうと、眼球が下に垂れやすくなってしましがちです。また、まぶたの内側には眼球を守るクッションのような脂肪があるのですが、この脂肪が加齢の影響で前にせり出してふくらむようになります。
すると、そのふくらみの下に影ができるのですが、これが黒クマの正体です。そのほか、目元の皮膚は乾燥しやすく、まばたきの動きなどでたるんでしまいがちなところでもあり、そうしたことからもクマが生まれることがあります。
目元のクマ対策・自力編
自分のクマがどのタイプなのかが分かったら、次は目元のクマをなくして若々しい印象をもってもらえるような顔にするための対策をとりましょう。
原因が生活習慣の乱れによるものであれば、生活を改善することでクマを薄くすることも可能になります。
青クマ(血行不良)
おおもとの原因は血行不良ですので、血行をよくするのが根本的な解決策です。まずは、血行を悪くしている生活習慣の乱れや睡眠不足、冷え、目の使い方を改善しましょう。
ホットタオルなどで目の周りを温めたりすることも効果的です。血行がよくなれば、青みがかったクマも薄くなります。
茶クマ(色素沈着)
茶クマが起こっているのは色素沈着が起こってしまっているからです。色素沈着を起こさないような習慣を実行しましょう。
まずは、新陳代謝の乱れを改善して肌のターンオーバーを促進させます。加えて、メイクを落とさないで寝てしまう場合はきちんと落とす、目をこすることが多い方は回数を控えるなどするのが効果的です。
目元のクマ対策・治療編
一方で、自分自身ではなかなか対策をとりづらいクマもあります。それが黒クマです。
黒クマは、加齢によって筋肉が衰えたり脂肪のつき方が変わることで、目の下にふくらみやたるみができてしまうことが原因となっています。そのふくらみやたるみを自分でどうにかすることは難しいのです。
この場合、クリニックなどの医療機関で治療を受けるという選択肢があります。クマ改善の治療はさまざまな種類がありますが、黒クマに有効なのは、経結膜脱脂法と呼ばれる治療です。
これは、目の下のふくらみやたるみを取り除いて皮膚を平らにし、必要なところにヒアルロン酸を注入するという施術を行います。顔の表面の皮膚に傷がつくようなこともなく、治療のあとも洗顔やメイクが可能です。
おわりに
クリニックなどの医療機関では、経験豊かなプロの医療従事者によるカウンセリングを受けることができます。自分のクマにどういう対策が適しているか、どのぐらい改善することができるかなど、相談してみるだけでも選択肢が広がるかもしれません。
人の目元は、第一印象に大きな影響を与えます。クマがなくなれば若々しい印象をもってもらえるようになり、自分自身にも自信がもてるようになるのではないでしょうか。
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