タトゥー除去は術後のケアも大切! 注意すべきスキンケアまとめ

01


昔入れたタトゥー(刺青)が、時を経てから重荷になってしまうことは少なくありません。そんなとき、悩みを解消する味方になるのが、クリニックなどの医療機関で受けられるタトゥー除去治療です。医療の進歩にともなって、現在ではさまざまなタトゥーを除去できるようになっています。

しかし、そうしたタトゥー除去治療は、決して簡単なものではありません。体にとっては相応の負担が生じるため、治療を受ける際には気をつけるべき点もあります。

そこで今回は、治療のときに大切なスキンケアの点にフォーカスをあてながら、タトゥー除去治療を考えてみましょう。

肌に負担のかかるタトゥー除去

「若いころ、軽い気持ちで入れたタトゥーのせいで、ウェディングドレスが着られない」「タトゥーのおかげで、夏でも子どもとプールに入れない」といったように、昔体に入れたタトゥー(刺青)が、時を経て人生の大きな局面を迎えたときに、思わぬ重荷になってしまうということは残念ながら少なくありません。

そうした悩みを抱える方にとって、タトゥーを取り除くことができる治療は、大きな希望となり得るものです。しかし、タトゥーを除去するのはそうたやすいことではありません。治療法にはいくつかの選択肢がありますが、いずれも多少なりとも、肌に負担がかかってしまうものなのです。

たとえば、タトゥーと周辺の皮膚を切除してタトゥーを取り除く治療では、皮膚を切除して縫い合わせるという手術が必要となり、体には大きな負担となります。肌の表面を削り取るかたちでタトゥーを除去する治療の場合も、傷跡が残りやすく、完治までに時間がかってしまうことがほとんどです。肌へのダメージが少ないとされるレーザー治療でも、その負担はゼロではありません。

タトゥー治療後に気をつけるべきスキンケア

タトゥーの除去治療を受けたあとの肌はダメージを受けており、とても繊細な状態です。傷跡をなるべく残さないようにするためにも、その後のスキンケアには十分に注意する必要があります。

まず大切なのは、処方された薬をきちんと使うこと。多くのケースでは施術後に軟膏が処方され、それを毎日患部に塗布することになります。毎日のケアは億劫に感じることもあるかもしれませんが、その薬をきちんと塗り続けているかどうかで肌への負担が変わり、傷跡が残るかどうかといったところにもかかわってくるのです。

また、施術直後は、運動や入浴は避けるようにしましょう。運動や入浴は体温を上昇させることにつながり、患部に刺激が強すぎると考えられるためです。治療が終わり、皮膚が落ち着いたと判断されるまでは避けることになります。

そして、何より肝要なのは、治療後の日焼けはNGということです。日焼けもまた、肌へのダメージが小さくありません。同じく負担を受けている施術後の肌には大きな刺激となってしまいます。

特に、タトゥーを切除で取り除いたり表面を削ったりした場合は、日焼けすると傷跡が日焼けせずに白く残ってしまうことも。せっかく肌をきれいにしても、日焼けで見た目が悪くなってしまってはだいなしです。

02

アフターケアも万全なクリニックを選ぼう

前述のようなスキンケアは、基本的に治療後に自分自身が気をつける点です。しかし、適切なスキンケアも自分一人ではできません。肌をいたわり総合的な治療としてケアしていくには、治療を受けるクリニックで適切なアフターケアまでみてもらうことで初めて可能になります。

したがって、治療を受けるクリニックを選ぶ際には、タトゥーを除去する施術だけでなく、治療後のアフターケアまで責任をもって対応してもらえるところを選ぶことが重要です。

タトゥーの除去治療を受けようとすると、最初に医師によるカウンセリングがあります。カウンセリングの場では医師による診察をふまえ、適した治療方法の提案がありますので、その治療方法はもちろん、受ける場合のアフターケアについても忘れずに確認しましょう。

どういったケアを受けられるかといったことに加えて、その相談の対応の様子を見ることで、そのクリニックが信頼に値するところかどうかを見極める材料になるはずです。

おわりに

いまや、タトゥーは治療を受ければ取り除ける時代になりました。かつては難しいとされていた大きなタトゥーやカラフルなタトゥーも、最新の医療技術と機器で対応が可能になってきています。もしタトゥーで悩んでいるようなら、まずはクリニックの門戸を叩いてカウンセリングを受けてみる価値は十分にあるでしょう。

ただし、その治療によって、多少なりとも肌や体にはダメージがあります。治療後の負担やケアでまた新たな悩みが生じてしまうことのないよう、万全なアフターケアを受けられるクリニックを選択したいものです。

関連する記事

2017.06.30

脂肪吸引なら部分やせも夢じゃない!夏こそ理想的なボディを実現

季節は巡り、夏も刻一刻と近づいています。季節が夏へ向かい、気温が高まるにつれて肌の露出が多くなるものですが、あわててダイ...

続きを読む

2017.06.30

実はできやすいおしりニキビの予防と治療を学ぼう

ニキビといえば顔やデコルテ、背中をイメージされる方が多いのではないでしょうか? しかし、それだけではありません。実...

続きを読む

2017.06.30

セルフケアでも大丈夫?シミ・肝斑を知って対策を考えよう

顔にあらわれるシミや肝斑……発見すると少なからずショックを受けるものですよね。 ここで注意したいのが、「とりあえず...

続きを読む

2017.06.30

その傷跡、消せるかも?夏に気になる傷跡・ヤケド跡はお医者さんに相談しよう

むかし負ってしまったケガの傷やヤケドの跡、手術の跡などを見ると、どうしても気分が暗くなってしまう…そんな悩みを抱えている...

続きを読む

2017.06.30

同じ医療脱毛でも違いがある!「メディオスター」は痛みが少なく効果バツグン

医療機関で受けられるレーザー脱毛は、効果も永久的で安心感の高い脱毛方法です。そんなレーザー脱毛にも、使用する機器によって...

続きを読む