カラーのタトゥーも諦めないで!タトゥー除去治療の最新技術

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「タトゥー(刺青)を消したいんだけど手術はこわい」「カラ―のタトゥーは消せないといわれた」……そんな方も諦めることはありません。確かに難しいタトゥーの除去ですが、最新の治療方法なら、心強い味方になってくれるでしょう。

女性がタトゥー治療を考えるとき

近年はファッションとしてのタトゥーの認知も進み、あこがれの有名モデルをまねて、おしゃれ感覚でタトゥーを入れる女性も増えていると聞きます。

しかし、2012年に行われたとあるデータによると、タトゥー除去治療が行われた数は2011年に比べて43%も上昇していたそうです。

就職のときは隠せるかもしれませんが、結婚、妊娠、出産といったライフイベントを迎えるときには、そのタトゥーを隠しきれず、“重荷”になってしまうことがあります。つまり、タトゥーを入れたはいいものの、そのタトゥーを除去したいと病院を訪れる女性も決して少なくないのです。

「一生に一度のウェディングドレスからタトゥーがはみ出てしまうのが嫌だ」「不妊治療をしたい」「子供に見せたくない」……女性がタトゥーを消したいと強く願うきっかけはたくさんあります。

しかしながら、一度入れたタトゥーを除去するのは容易ではありません。きれいに取り除くのは非常に難しいですし、ある程度消すことができてもそのための傷あとが残ってしまうというのはままあることです。後遺症に苦しむ方もいます。

それでも、どうしてもタトゥーを消したい――そう思ったら、どうすればいいのでしょうか。

タトゥー除去方法を比較してみよう

タトゥーの除去方法としては、病院の皮膚科や美容外科クリニックなどの医療機関で治療を行うのが安全で効果的です。主な治療方法は下記を参考にしてください。

レーザー治療

タトゥーにレーザーを照射して染料を破壊・除去することで、タトゥーを薄くする方法です。黒や紺、濃い茶色といった色に対して強い効果が期待できます。痛みが少なく料金もリーズナブルですが、完全に除去することは難しく、治療にも時間がかかります。また、複数の色を用いたタトゥーには効果が弱いです。

切除治療・皮膚移植治療

タトゥーの入った部分の皮膚を切り取って縫い合わせるのが切除治療で、体のほかの部分の皮膚を切り取ったところに移植するのが皮膚移植治療です。少ない回数の治療で確実に除去が可能で、広い範囲のタトゥーにも対応できるのがメリットですが、外科手術であるため回復に時間がかかります。

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削皮治療

皮膚の表面を削る治療です。タトゥーの色素の入り具合に合わせて削るため、こちらも完全に除去が可能ですし、タトゥーの色も関係ありません。しかし、色素が深くまで入っているとダメージが大きく、傷あとが目立つことがあります。

基本的には、比較的手軽に行うことができるレーザー治療や切除治療が多く用いらている方法です。特にレーザー治療は、近年いろいろな種類が増え、前述のデメリットである「完全な除去」や「複数色のタトゥー」といったことにも対応できるようになってきました。なかでも、最新治療である「ピコレーザー」は、高い効果を期待できる治療として注目を集めています。

注目の最新治療「ピコレーザー」

「ピコレーザー」とは、レーザーの一種を用いた治療方法です。従来のレーザーに比べてピコレーザーは非常に短いパルス幅で、従来のレーザーでは破壊できなかったインクの粒子を細かく砕くことができます。

このため、青や緑、紫などのタトゥーでも除去が可能になりました。黒などの濃い色の他に、多色のタトゥーにも対応できます。皮膚の深くまで入り込んだ色素も除去することができる画期的な治療法です。

また、従来のレーザーよりもエネルギー効率がよくなったため、レーザーの照射時間自体も短くすませることができ、痛みや肌へのダメージも軽減されます。治療回数も少なくできるようになりました。

ピコレーザーの治療を受けられるのは、病院やクリニックなどの医療機関です。最近は導入しているところも増えてきましたが、なかには看護師が治療を行うようなところもあるようです。

しかし、レーザー照射は医療行為ですので、必ず医師が治療を行うところを選びましょう。しっかりした治療を行うクリニックに比べて安価で、一見同様の治療を提案するところもあるかもしれませんが、要注意です。

おわりに

タトゥーを消したいと思うときは、人生に大きなイベントが発生していることが多いものであり、治療の成功はその後の人生を左右するかもしれません。

治療は簡単なことではありませんが、きちんとした医師のいるクリニックであれば、適切な診察を行い、治療方法を提案してくれるでしょう。

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