スペクトラピコ ピコフラクショナルレーザーとは
レーザーの強い光熱で肌の真皮まで届く微小な穴を開ける施術を、フラクショナルレーザーといいます。
穴が開いた皮膚の周辺組織は治癒能力によって自らの肌を新しく生まれ変わらせると共に、元々あった傷ついた箇所も修復します。
そのため従来のレーザー機器では難しかった真皮部分の修復が可能となり、ニキビ跡の改善、毛穴の開き改善が出来る様になりました。
しかし、お肌の真皮まで光を届けるフラクショナルレーザーは、痛みを伴う上にダウンタイムが長いと言うデメリットがありました。対してピコフラクショナルレーザーは1億分の1秒と言う非常に短い時間で照射を行う事で、痛みとダウンタイムが大幅に軽減し、フラクショナルレーザーのデメリットを克服した施術です。
3ピコフラクショナルレーザーの詳細
ピコフラクショナルレーザーの仕組み
レーザーから発信される光熱によって皮膚を加熱して蒸発させる事で、お肌に微小な穴を無数に開ける施術をフラクショナルレーザーといいます。穴の開いた肌周辺の組織は治癒能力によって、肌を修復する為に繊維芽細胞が活性化されます。
繊維芽細胞は肌の再生を担うコラーゲンやエラスチンを生成する細胞なので、フラクショナルレーザー照射後の肌はコラーゲンやエラスチンが大量に分泌され、新しい肌が急ピッチで作られていきます。この時施術によって開いた穴だけでなく、元々あった真皮や表皮の傷も一緒に修復されるので、ピコフラクショナルレーザーは別名「肌を入れ替える施術」と言われる事もあるのです。
ピコフラクショナルレーザーの効果
ピコフラクショナルレーザーは真皮と表皮を新しく生まれ変わらせる施術なので、ターンオーバーの正常化、毛穴の開き、くすみ、皮膚のざらつき等、あらゆる肌悩みが改善します。中でも特にピコフラクショナルレーザーが特化しているのは、ニキビ跡の改善です。肌に深い凹凸が出来たニキビ跡は真皮が傷ついた状態ですが、一般的なレーザー機器や化粧品は表皮にしか作用しません。
にもかかわらず真皮は新陳代謝が行われないので、傷を修復する事が出来ずにいつまでも肌に凹凸を作ってしまうのです。しかし、ピコフラクショナルレーザーは肌真皮までしっかりと光熱を届けて、真皮から生まれ変わらせるので、今まで難しかったニキビ跡が改善出来る様になりました。
ピコフラクショナルレーザーとフラクショナルレーザーの違い
フラクショナルレーザーの施術は痛みが生じる上、施術後はかさぶたとなり、新しいお肌に生まれ変わるまでに3~4週間を要しました。
一方、ピコフラクショナルレーザーは1ショット1億分の1秒と言う非常に短い時間で照射を行うので、皮膚表面と周辺組織へのダメージはほとんどありません。そのため痛みを最小限に抑えた施術が出来るので、フラクショナルレーザーの痛みが辛い人でもご安心して施術いただけます。
ダウンタイムと治療期間
ピコフラクショナルレーザーは術後に多少の赤みが生じる程度で、大きなダウンタイムはありません。赤みは3~5時間程で消えていき、その後2~3週間で肌が生まれ変わったら1回の施術が終了した状態となります。
ピコフラクショナルレーザーは1回の施術で約15%の肌入れ替えが行われるので、1回の施術が終了した2~3週間おきに4~5回の施術をワンクールとして治療を行うと、全ての肌が生まれ変わります。
ピコフラクショナルレーザーの効果をより高める為に
ピコフラクショナルレーザーによって促される肌再生には、個人差があります。若い人や元々治癒能力が高い人がいる一方、年齢を重ねて治癒能力が衰えた人や元々の治癒能力が低い人もいるのです。
もちろんフラクショナルレーザーは繊維芽細胞を活性化させるのでどんな方でも一定の肌再生は可能ですが、治癒能力に不安のある人が更に効果を高めたい場合は不純物の無い化粧品で栄養を補うと効果的です。
中央クリニックではピコフラクショナルレーザーの施術後に、確実に真皮まで届けるイオン導入でビタミンCを補う事が出来ます。ビタミンCには肌のキメを整える、美白、毛穴を引き締める効果の他、肌再生を促す効果も期待出来るので、ピコフラクショナルレーザーの肌再生を強力にサポートしてくれるでしょう。