中央クリニック公式サイトhome > 診療ガイド > 刺青・タトゥー除去 > 剥削(はくさく)
剥削(はくさく)とは、刺青(タトゥー)が入っている皮膚を薄く削る除去方法。「植皮」もしくは「切除」は1回の治療で除去することが出来る(※)一方、剥削(はくさく)は、よりダウンタイムを短く治療跡の傷跡をきれいに仕上げる為、患者様ごとに異なるの肌の違いと、色の入り方を確認しながら、削る除去法です。
剥削(はくさく)は、皮膚に刻まれている墨の約90%を削り取ります。削った部分は擦り傷となり、その傷を治すために全身から細胞が集まります。そうして、傷を治してくれるだけでなく残りの墨を薄くしてくれます。皮膚の自然治癒力を活かした治療法ともいえます。
インクが入っている皮膚をすべて取り除くわけではないため、色素が残ることもあります。けれども、傷のなかにうもれるような処置を施すため、刺青(タトゥー)と分かるような模様としては成立せず、怪我の痕としてカムフラージュする格好となります。場合によっては、削皮とレーザーを組みあわせてタトゥー除去することも可能で、再生可能な深さまで刺青(タトゥー)を削除した後にレーザーを当て、削皮で残ってしまった黒い色素をダイレクトに焼くことができます。
※「植皮」や「切除」であっても、大きさによっては複数回必要な場合もあります。
この方法は範囲の広い刺青・タトゥーで行うことが多いため、患部が大きく、その分、比較的痛みが出やすい傾向があります。手術時は麻酔を使用します。
皮を削った箇所は、乾燥すると痛みが出やすいです。そのため施術中もなるべく乾かないよう工夫しています。また治りが早くなるよう、刺青・タトゥーの状態を見極めながら、できるかぎり薄く皮を削ります。
施術後は専用の被膜剤で患部を覆い、乾燥を防ぎ、さらに鎮痛薬も処方いたします。痛みが出たときは我慢せず服用していただければ、日常生活に大きな支障を来さずにすみます。
手術後、1~2週間程度で新しい皮膚が再生しはじめます。その過程でカサブタができることもありますが、だいたい1ヶ月程度で良くなってきます。
また、腫れが出ることは少ないものの、治癒の過程で少し盛り上がった皮膚になることはあります。手術後は経過を見ながら、問題があれば適切な処置を行っていきますのでご安心ください。
剥削(はくさく)のメリットは、広範囲な刺青(タトゥー)を1回の治療で除去可能である点です。レーザー治療だけでは、1回で刺青(タトゥー)を除去することは難しく、処置を施す箇所以外に傷をつけることがないため、植皮ほどは術後の日常生活での制限もありません。刺青(タトゥー)の大きさにもよりますが、手術は2~4時間程度で終わり、肌のツッパリ感や痛みも少なく、シャワーは翌日から可能となります。
デメリットとしては、真皮の最深部まで削らないため、インクをすべて除去しきれない点が上げられます。色素が残ることもありますが、傷跡に見えるようカムフラージュされますので、模様は分からなくなります。
削皮する際は、深さの設定が大切です。設定した深さでまずは全体的に除去し、その後、残った箇所を切除します。やり直しが効かない削皮は、手術のなかでも難しい部類に入るといわれています。削りすぎるとケロイドになり、削り足りないと墨が残ります。そのため、経験と実績あるドクター(クリニック)選びは重要なポイントになります。
難しい手術でデメリットもありますが、削皮はカラフルなタトゥーや広範な刺青(タトゥー)に対しては、有効な治療法といえます。
削皮をしたあとは、創傷被覆剤という傷専用の被覆剤で処置した箇所を全面的に覆い、皮膚の再生を待ちます。薄く削った箇所なら、1~2週間程度で皮が張り、3~4週間程度で傷は癒えてきます。ただ、深いところはしばらくカサブタのようになることもあります。再生直後の皮膚は、ピンク色、または赤茶色ですが、次第に茶色い皮膚となり、半年から1年をかけて肌色なります。「肥厚性瘢痕」といって皮膚が少し盛り上がることもあり、重度の場合は、処置が必要となります。その際は、当院の担当医師にご相談してください。
希望する除去方法かご確認いただき、お近くのクリニックへご相談ください。
方法 | 刺青・タトゥーのある皮膚の表面を削り取ることで除去します。 |
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サイズ | どのようなサイズでも対応できます。 |
色 | どのような色・柄のものでも対応可能です。 |
回数 | 1回の施術で除去できます。 |
痛み | 施術時は麻酔を使用します。施術部分が乾燥すると痛みが出るので、施術後は専用の被膜剤を使用して乾燥を防ぎます。また同時に鎮痛剤を服用していただくことで痛みを抑えます。 |
ダウンタイム | 術後1~2週間程度で削った患部から新しい皮膚が再生しはじめます。1ヶ月程度で治癒に向かいます。 |
仕上がり | 治癒をなるべく早めるため、皮はできる限り薄く削ります。そのため、皮膚の深い部分まで色素が入っている刺青・タトゥーは多少色素が残ることがあります。傷あとに紛れて、刺青・タトゥーとは分かりません。 |
こんな方にオススメ | 大きなサイズ・カラフルな刺青・タトゥーの方 治癒に多少時間がかかっても早急に刺青・タトゥーを除去したい方 |
来院前に抱えられていたお悩みについて伺ったアンケートをご紹介。似たお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
中学を卒業してすぐに友達とノリで自分で指に入れ墨をしました。元々入れ墨に興味があったわけではないのですが一度入れた入れ墨に興奮し二度目は腕にタトゥーを入れたのですが自分の入れたタトゥーとは違い色がはっきり出て夏場に透けた服を着ると丸わかりになってしまいます。予定では服を羽織れば隠れるぐらいの大きさと濃さを想像してお願いしたのですがこれだとすぐバレてしまいます。特に地元に帰省する時すごく田舎なので夏場にノースリーブでいると年配の人から指をさされたり職務質問される時もあります。都会ではタトゥーを入れている人が多く普通ですが田舎だとやはりタトゥーはイメージがよくないので肩身の狭いをする事になるのが辛いです。(女性・30代)
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