ワキガが治る!?自分に合ったワキガ対策クリームを徹底検証
この記事でご紹介すること
普段から、自分の脇の臭いや臭いの正しいケア方法を気にしている方も多いでしょう。
根本的な治療をする予定はないけれど、日常的に臭いを防ぎたい。そんなときは、専用クリームがおすすめです。
今回は、このワキガクリームに焦点を当て、その基礎知識と選び方をご紹介します。
目的(用途)に合わせてクリームを選ぼう!ワキガクリームの3つの種類
ワキガクリームには、「①化粧品」「②医薬部外品」「③医薬品」の3つの種類があります。
ドラッグストアで市販されているものや通販で売られているもの、皮膚科などの医療機関で買えるもの。値段も効果もそれぞれ異なるため、まずは自分に何が合うのか、調べてみましょう。
化粧品
ドラックストアなど市販で売られているさまざまな種類のワキガクリームは、化粧品の部類になります。クリームだけではなくシートタイプ、スプレータイプ、ジェル、ロールオンタイプなど、タイプやデザインも多種多様なので、好みに合わせて選びましょう。
メリット
- 価格が安い(500円〜1,000円程度)
- ドラックストアなどで気軽に購入できる
デメリット
- 消臭効果が長続きしない
- メンテナンスに手間がかかる
化粧品のワキガクリームが出来ることは、主に肌を清潔にすることと、乾燥を防ぐことによって皮脂の過剰分泌を防ぐことです。
脇の臭いを抑えるには、まず肌を清潔に保ちましょう。また、汗をかいた直後に、肌を清潔にすることも重要です。
医薬部外品
医薬部外品の商品には、厚生労働省が許可した成分を一定の濃度で配合したものがあります。その成分は、ニキビケアにも使用されている安全なもので、主に殺菌を目的としています。
メリット
- 消臭効果が長続きしやすい
- 汗をかきにくくする商品もある
- 安く買えるものもある
デメリット
- 価格がワキガクリームより高い
- 通信販売が多いので、ワキガクリームほど購入方法が手軽ではない
- 肌が弱いと合わない場合がある
脇を清潔にし、なおかつ脇の臭いの元となる菌を殺菌してくれる医薬部外品は、ワキガクリームよりも効果が期待できます。商品は臭いが本当に抑えられているか心配……というときに使用を検討してみるとよいでしょう。
医薬品
化粧品や医薬部外品よりもかなり高い効果が期待できるのが医薬品ですが、その医薬品の中でよく使用されるのワキガ対策商品が、『パースピレックス(Perspirex)』です。
主成分として配合されている塩化アルミニウムには、汗腺にふたをして、ワキガの元である汗を止める作用があります。
ワキガの原因となっているのは、汗に含まれるアポクリン腺という分泌液です。このアポクリン腺を完全に抑えるにはアポクリン腺を切除する必要があるのですが、『パースピレックス』を使用して汗腺にふたをしてしまうので、手術をしなくてもワキガの原因である汗が抑えられるというわけです。
メリット
- 効果が長続きする(一度塗ったら3〜5日、汗を抑える)
- 発汗を抑えるので、外出や運動に適している
- 肌への刺激が少ない(乳酸アルミニウム配合により酸を無害の乳酸に変える働きがある)
- 脇だけではなく、手のひらや足の裏専用商品もある
デメリット
- 塗った後、1日経過してから洗い流す必要がある(夜塗って、朝洗い流す)
- 傷がある場合は使えない
汗をかく量が多い。スポーツをするので、ワキガクリームを塗ってもすぐ落ちる。小まめに塗り直すことが面倒。市販や通販のクリームでは効果が感じられない。そんな方には、医薬品のワキガクリームをおすすめします。
ただし、化粧品・医薬部外品・医薬品は、いずれも根本治療ができるものではありません。ワキガ治療よりも、自分のライフスタイルに合わせて使い分けができることは、大きなメリットといえるでしょう。
自分にベストなワキガクリームを選ぶ3つのポイント
日本製? それとも海外製?
テクスチャー(使用感)は“さらさら”がいいのか? “しっかり”がよいのか?
香りはしっかりある方がよいのか? 微香料・無香料がよいのか?
たくさんの種類のワキガクリームを前に、「本当に自分に合った商品は、一体どれだろう?」と迷うこともあるでしょう。
どんな視点でワキガクリームを選べばいいのか。そのポイントを、3つに絞って見ていきましょう。
日本製と海外製、どっちがいい?
日本製クリームと海外製のものでは、どちらが良いのだろうと悩む方もいらっしゃるかと思います。
日本と海外では薬事法の内容が違うので、製品に入っている成分含有量が異なります。そのため、海外製は効果はあるものの、間違えた使い方によって肌荒れを起こすケースもあるそうです。自分の肌質と合っているか、しっかりと見極めて購入・使用しましょう。
「塗りやすく、さらさら」が選ぶポイント
水分が多くてベタベタしたり硬くて塗りづらかったりと、ワキガクリームの使用感は商品によって、さまざまです。自分の希望と合わないとストレスにつながる場合もあるため、使用感は購入時の一つの目安にしましょう。
ポイントは塗りやすく、塗った後も肌がさらさらしているものです。
ロールオンタイプは簡単かつしっかり塗れ、乾燥すると、さらさらします。手も汚れない点も人気の理由の一つでしょう。
ワキガ臭と混ざらない香りを選ぶ
ワキガクリームには、微香料や無香料とさまざまな香りの種類がありますが、中でも人気な香りは「せっけんの香り」「フローラル系」「シトラス系(レモンなどの柑橘系)」などです。
「ワキガ対策 おすすめ」と検索すると、いろいろな商品がヒットします。ドラッグストアで購入できるコストパフォーマンスの良いものから、通販のみで買えるもの、皮膚科で処方される医薬品まで、多種多様です。
自分に合うワキガクリームを見つけるためにも、自分の肌質や香りの好み、クリームの使用感なども気にしながら探してみるとよいかもしれません。
医薬品をおすすめする理由
医薬品のワキガクリームは美容外科や皮膚科、形成外科で取り扱っていることが多いです。インターネットで購入する方法もありますが、使用方法を間違うとかぶれてしまったり、ワキガがひどくなったりする可能性もあります。また、「購入元が個人輸入代行業者だったために、正規品ではなかった」という可能性もゼロではありません。
このようなリスクを回避するために、信頼できるクリニックで正規品を購入されることをおすすめします。
ただし、医薬品でワキガの根本的な治療ができるわけではありません。医薬品はあくまで、「ワキガの元となる汗を抑える効果がある」薬。しっかりとワキガを治したい場合は、クリニックで治療を受けることをおすすめします。
まとめ|ワキガのクリームは目的に応じて使用を検討する
ワキガと一言でいっても、人によってその症状の個人差は大きく、臭いの感じ方も人それぞれです。
インターネットで「ワキガクリーム」と調べると、「効かない」「治らない」といったクチコミが見つかりますが、臭いの元となる汗を清潔に保つ、雑菌の繁殖を防ぐなどといった「臭いを軽減する目的」で使用するのであれば、ワキガクリームは適しています。
医薬品のワキガクリームを使っても、ワキガは完治しません。しかし、「手術するほどのワキガではない」「汗をかいたあとの臭いが気になるので、何とかしたい」という悩みを抱えている方にはおすすめの商品です。
正しい情報を知り、目的別にワキガクリームを使用して、快適な毎日を送りましょう。